JKA補助事業
補助事業概要の広報資料(2017年度)
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- 補助事業番号
- 2017M-016
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- 補助事業名
- 平成29年度 航空機工業の国際標準化推進に関する補助事業
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- 補助事業者名
- 一般社団法人 日本航空宇宙工業会
1.補助事業の概要
- (1)事業の目的
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航空機の規格は、デファクト規格が中心だが(ボーイングやエアバスのルールが事実上標準として使われている)、ISO(国際標準機構)やIEC(国際電気標準会議)を活用して国際的統一を図ろうとする機運が高まっている。
そこで、我が国が技術を活かせる分野の国際会議に参画をし、我が国発の企画提案や他国提案に我が国の意見を織り込めるよう活動するとともに最新情報を国内関係者に展開する。
本活動により我が国の航空機工業の技術力向上や国際競争力強化を図り、もって機械工業の振興に寄与することを目的とする。
- (2)実施内容
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①国際会議への参画
ISO/TC20(航空機及び宇宙機)国際会議
平成29年 9月21日~22日、アーリントン/米国 国内委員会委員長以下2名が参加ISO/TC20(航空機及び宇宙機)国際会議風景 (アーリントン/米国) ISO/TC20/SC1(航空宇宙電気系統の要求事項)国際会議
平成29年 6月26日~29日、伊勢/日本 国内委員会委員長以下7名が参加ISO/TC20/SC1(航空宇宙電気系統の要求事項)国際会議風景(伊勢/日本) ISO/TC20/SC10(航空宇宙流体系統及び構成部分)国際会議
平成29年 11月7日~9日、ロンドン/英国 国内委員会委員長が参加ISO/TC20/SC10(航空宇宙流体系統及び構成部分)国際会議参加者(ロンドン/英国) ISO/TC20/SC16(無人航空機システム)国際会議
平成29年 11月13日~16日、ソウル/韓国 国内委員会委員長以下2名が参加ISO/TC20/SC16(無人航空機システム)国際会議風景(ソウル/韓国) IEC/TC107(航空電子部品のプロセスマネジメント)国際会議
平成29年 5月23日~25日、北京/中国 国内委員会委員1名が参加(他1名同行あり)IEC/TC107(航空電子部品のプロセスマネジメント)国際会議風景(北京/中国) ② SJAC委員会等の開催及び投票件数
- ・ISO/TC20(航空機及び宇宙機)国内委員会を3回開催 規格投票 31件
- ・ISO/TC20/SC1(航空宇宙電気系統の要求事項) 国内委員会を3回開催 規格投票 125件
- ・ISO/TC20/SC9(航空貨物及び地上機材)国内委員会を2回開催 規格投票 4件
- ・ISO/TC20/SC10(航空宇宙流体系統及び構成部分) 国内委員会を3回開催 規格投票 16件
- ・ISO/TC20/SC16(無人航空機システム) 国内委員会を8回開催 規格投票 1件
- ・IEC/TC107(航空電子部品のプロセスマネジメント) 国内委員会を2回開催 規格投票 8件
2.予想される事業実施効果
国際標準化活動において我が国の優位が確保できるよう、あるいは不利とならないよう、継続的な国際委員会活動への参加および情報収集が必要である。具体的な活動としては、国際回答原案作成、期限内投票の実施、国際会議への出席などが挙げられる。特に航空機分野では、我が国は後発の立場であることもあり、積極的な活動参加の姿勢を示し、手順を踏んで主張しなければ日本発の提案が採用され難い面があるため、継続的かつ積極的な活動が求められる。
開催時期が重複したため参加を見送った会議を除き、ISO/TC20及び関連SCの国際会議とIEC/TC107の国際会議に出席するとともに、185件の投票を遅延なく行っており、前述の活動を十分実施できたと考える。 特に、日本発の国際規格提案であるLED前照灯(タキシーライト)関係の規格案について、「LED前照灯の試験方法の標準化」がDIS(国際規格原案)投票で承認され、国際規格化の実現に向けて着実に進捗している。また、今後重要となると考えられる「ハイパワー半導体パワーコントローラー」の新規規格案についてアピールできた。
3.補助事業に係る成果物
なし
4.事業内容についての問い合わせ先
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- 団体名
- 一般社団法人 日本航空宇宙工業会 (ニホンコウクウウチュウコウギョウカイ)
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- 住所
- 〒107-0052 東京都港区赤坂1丁目1番14号
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- 代表者
- 会長 吉永 泰之(ヨシナガ ヤスユキ)
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- 担当部署
- 総務部(ソウムブ)
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- 電話番号
- 03-3585-0511
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- FAX
- 03-3585-0541