JKA補助事業

2021年度 航空機工業の国際標準化推進に関する補助事業

補助事業概要の広報資料(2021年度)

補助事業番号2021M-030
補助事業名2021年度 航空機工業の国際標準化推進に関する補助事業
補助事業者名一般社団法人 日本航空宇宙工業会

1.補助事業の概要

(1)事業の目的

本事業は、ISO及びIECで実施されている航空機関連の国際標準策定活動及びICAOのCAEPで実施されている航空機関連の国際環境基準策定活動に参画することにより、

  • 国際標準化活動への貢献、
  • 航空機に関する国際標準及び国際環境基準への我が国の意見の織り込み、
  • 最新情報の国内関係者への展開

を図り、これらの国際標準化推進活動を通じて我が国の航空機産業の国際競争力の向上に資することを目的とする。

注)ISO:国際標準化機構、IEC:国際電気標準会議、ICAO:国際民間航空機関、CAEP:航空機環境保全委員会

(2)実施内容

① 航空機関連の国際標準策定活動(https://www.sjac.or.jp/jka/index.html

ISO及びIECによる航空機関連の国際標準を策定する国際会議に国内委員会メンバーを派遣し、日本提案の国際標準化を進めるとともに他国提案の国際標準策定に我が国の意見の織り込みを目的として活動をしている。

今年度は新型コロナウイルスの世界的な感染拡大による影響を受けて、国際会議及び国内会議はWeb会議形態へと変更されることとなったが、国際規格案策定のための審議は継続されており、SJAC委員も可能な限りWeb審議に参加するとともに、日本提案意見の折り込みを図った。(図1)

(図1 ISO TC20国際会議、TC20/SC1国際会議 web会議画面)

国際会議へ6回の参加に加えて、国内委員会を計17回開催、また計61件の規格投票に回答した。なお、航空機関連の国際標準策定に関する最新情報を国内関係者へ展開するとともに、SJACホームページに国際会議の報告記事を提示して広く周知した。(表1)

表1 航空機関連の国際標準策定活動のSJAC会報誌/SJACホームページによる広報
SJAC会報誌「航空と宇宙」記事名
令和3年9月号「ISO/TC20/SC16「無人航空機システム」第11回国際Web会議報告」
令和3年10月号「ISO/TC20/SC1「航空宇宙電気系統の要求事項」第45回国際会議報告」
令和3年12月号「ISO/TC20「航空機および宇宙機」第55回国際会議報告」
令和4年3月号「ISO/TC20/SC16「無人航空機システム」第12回国際Web会議報告」

② 航空機関連の国際環境基準策定活動(https://www.sjac.or.jp/jka/index.html

ICAOのCAEPによる航空機関連の国際環境基準を策定する国際会議及びワーキンググループに当該技術の専門家を派遣し、国際的な環境基準策定活動に貢献するとともに、航空機に関する国際環境基準への我が国の意見の織り込みを図ることを目的としている。

今年度に関しては、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大による影響を受けて、国際会議及び国内会議はweb会議形態へと変更されることとなったものの、国際基準案策定のための審議は継続されており、SJAC委員も可能な限りwebでの審議に参加するとともに、日本提案意見の折り込みを図った。

なお、航空機関連の国際環境基準策定に関する最新情報を国内関係者へ展開するとともに、SJACホームページに国際会議の報告記事を提示して広く周知した。(図2、表2)

(図2 CAEP国内委員会 対面/webハイブリッド開催)

表2 航空機関連の国際環境基準策定活動のSJAC会報誌/SJACホームページによる広報
SJAC会報誌「航空と宇宙」記事名
令和4年4月号「ICAO CAEP/12 会議報告」

2.予想される事業実施効果

① 航空機関連の国際標準策定活動

国際標準化活動において我が国の優位が確保できるよう、あるいは不利とならないよう、継続的な国際委員会活動への参加および情報収集が必要である。具体的な活動としては、国際規格原案作成、期限内投票の実施、国際会議への出席などが挙げられる。特に航空機分野では、我が国は後発の立場であることもあり、積極的な活動参加の姿勢を示し、手順を踏んで主張しなければ日本初の提案が採用され難い面があるため、継続的かつ積極敵な活動が求められる。ISO/TC20及び関連SCの国際会議とIEC/TC107の国際会議に出席するとともに、規格投票を遅延なく行っており、前述の活動を十分実施できたと考える。なお、TC20/SC1では、日本提案「ハイパワー半導体パワーコントローラー」の新規規格案について、ISO CD 24065として委員会原案の作成が承認され、国際規格原案段階(Draft InternationalStandard)に進むために修正コメントへの対応等の作業を実施中である。

また、TC20/SC16では、6月に開催された国際会議にWeb会議参加し、衝突回避技術用センサの標準化に関する新規提案を行い、国際投票を経て新規プロジェクトとして承認された。

② 航空機関連の国際環境基準策定活動

環境保全に係るCO2やNOx排出、PM(粒子状物質)排出および騒音などの規制策定に向けた検討活動に継続的に参加することで、規定策定に向けた意見反映および最新の情報を得ることができ、また、その情報を航空業界に提供できた。特に、今年度は3年に一度のCAEP本会議であるCAEP/12が開催され、その状況は会報を通じて会員企業と共有するとともに、SJAC CAEP国内委員会で参加した委員との質疑応答を通じ、より理解を深めることができた。引き続き本活動に参加することにより、日本の航空産業界として世界に貢献するとともに、国際競争力強化に繋げることが期待できる。

3.補助事業に係る成果物

  • 補助事業により作成したもの
    なし
  • (1) 以外で当事業において作成したもの
    なし

4.事業内容についての問い合わせ先

団体名一般社団法人 日本航空宇宙工業会 (ニホンコウクウウチュウコウギョウカイ)
住所〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目5番8号 ヒューリックJP赤坂ビル10階
代表者会長 村山 滋(ムラヤマ シゲル)
担当部署総務部(ソウムブ)
電話番号03-3585-0511
FAX03-3585-0541
URLhttps://www.sjac.or.jp