JKA補助事業

2024年度 航空機工業の国際標準化推進に関する補助事業

補助事業概要の広報資料(2024年度)

補助事業番号2024M-020
補助事業名2024年度 航空機工業の国際標準化推進に関する補助事業
補助事業者名一般社団法人 日本航空宇宙工業会

1.補助事業の概要

(1)事業の目的

本事業は、ISO及びIECで実施されている航空機関連及び宇宙分野の国際標準策定活動に参画することにより、

  • 国際標準化活動への貢献、
  • 航空機、宇宙機器に関する国際標準への我が国の意見の織り込み、
  • 最新情報の国内関係者への展開

を図り、これらの国際標準化推進活動を通じて我が国の航空機・宇宙機器産業の国際競争力の向上に資することを目的とする。

注)ISO:国際標準化機構、IEC:国際電気標準会議

(2)実施内容

① 航空機関連の国際標準策定活動

ISO及びIECによる航空機関連の国際標準を策定する国際会議に国内委員会メンバーを派遣し、日本提案の国際標準化を進めるとともに他国提案の国際標準策定に我が国の意見の織り込みを目的として活動をしている。

今年度は対面とWebのハイブリッド方式にて国際規格案策定のための審議が行われ、SJAC委員も積極的に参加するとともに、日本提案意見の折り込みを図った。(図1、2、3)

国際会議へ5回の参加に加えて、国内委員会を計10回開催、また計48件の規格投票に回答した。なお、航空機関連の国際標準策定に関する最新情報を国内関係者へ展開するとともに、SJACホームページに国際会議の報告記事を掲示して広く周知した。(表1)

図1 ISO/TC20/SC16 国際会議(ワシントンDC/米国)
図2 ISO/TC20/SC1 国際会議(ベルリン/ドイツ)
図3 ISO/TC20 国際会議(ワシントンDC/米国)
表1 航空機関連の国際標準策定活動のSJAC会報誌/SJACホームページによる広報SJAC会報誌「航空と宇宙」記事名
2024年10月号「ISO/TC20/SC16「無人航空機システム」第17回国際会議報告」
2025年1月号「ISO/TC20/SC10「航空宇宙用流体系統及び構成部分」第50回国際会議報告」
2025年1月号「ISO/TC20「航空機および宇宙機」第58回国際会議報告」
2025年1月号「ISO/TC20/SC1「航空宇宙電気系統の要求事項」第48回 国際会議報告」
2025年2月号「ISO/TC20/SC16「無人航空機システム」第18回国際会議報告」
② 宇宙分野の国際標準策定活動

ISOによる宇宙分野の国際標準を策定するISO/TC20/SC14国際会議に国内委員会メンバーを派遣し、日本提案の国際標準化を進めるとともに他国提案の国際標準策定に我が国の意見の織り込みを目的として活動をしている。

今年度は対面方式にて国際規格案策定のための審議が行われ、SJAC委員も積極的に参加するとともに、日本提案意見の折り込みを図った。(図4)

国際会議へ1回の参加に加えて、国内委員会を計25回開催、また計90件の規格投票に回答した。なお、宇宙分野の国際標準策定に関する最新情報を国内関係者へ展開するとともに、SJACホームページに国際会議の報告記事を掲示して広く周知した。(表2)また、2025年の本国際会議は日本での開催となるため、会議の進捗、運営などの情報も収集した。

図4 ISO/TC20/SC14 国際会議(ベルリン/ドイツ)
2024年9月号「ISO/TC20/SC14(宇宙システム・運用分科委員会)春期国際会議参加報告」

2.予想される事業実施効果

① 航空機関連の国際標準策定活動

国際標準化活動において我が国の優位が確保できるよう、あるいは不利とならないよう、継続的な国際委員会活動への参加および情報収集が必要である。具体的な活動としては、国際規格原案作成、期限内投票の実施、国際会議への出席などが挙げられる。特に航空機分野では、我が国は後発の立場であることもあり、積極的な活動参加の姿勢を示し、手順を踏んで主張しなければ日本発の提案が採用され難い面があるため、継続的かつ積極的な活動が求められる。

ISO/TC20及び関連SCの国際会議とIEC/TC107の国際会議に出席するとともに、規格投票を遅延なく行っており、前述の活動を十分実施できたと考える。なお、TC20/SC1では、日本提案のハイパワー半導体パワーコントローラーの一般要求事項に関する国際規格(ISO 24065(60.60)「Aerospace — High-power solid-state power controller — General performance requirements」)が発行された。

また、TC20/SC16では、前年度委員会原案の投票段階まで進捗していた無人機の衝突回避システムの標準化は、順調に国際標準原案まで進捗した。

② 宇宙分野の国際標準策定活動

国際標準化活動において我が国の優位が確保できるよう、あるいは不利とならないよう、継続的な国際委員会活動への参加および情報収集が必要である。具体的な活動としては、国際規格原案作成、期限内投票の実施、国際会議への出席などが挙げられる。

ISO/TC20の国際会議に出席するとともに、規格投票を遅延なく行っており、前述の活動を十分実施できたと考える。なお、TC20/SC14では、日本提案のキューブサットのインターフェースに関する国際規格(ISO 17981:2024「Space systems — Cube satellite (CubeSat) interface」)が発行された。

3.補助事業に係る成果物

  • 補助事業により作成したもの
    なし
  • (1) 以外で当事業において作成したもの
    なし

4.事業内容についての問い合わせ先

団体名一般社団法人 日本航空宇宙工業会 (ニホンコウクウウチュウコウギョウカイ)
住所〒107-0052 
東京都港区赤坂2丁目5番8号 ヒューリックJP赤坂ビル10階
代表者会長中村 知美(ナカムラ トモミ)
担当部署総務部(ソウムブ)
電話番号03-3585-0511
FAX03-3585-0541
URLhttps://www.sjac.or.jp